37歳独身女子が卵子凍結を決断した理由

37歳独身女子が卵子凍結を決断した理由

皆さんこんにちは。男前女子ブログです。
本日は少しずつ日本でも身近になりつつある、女性の卵子凍結について話をします。
私は、37歳で卵子凍結をしました。

独身で仕事を頑張り続けてきた方には
このように感じられる方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。

■こんなことを感じている方におすすめの内容です

・仕事に全力投球していたらいつの間にか時が過ぎていた・・
・いつか子どもが欲しいと思う時が来るかもしれないけど今はそう思っていない
・今の生活に満足しているが、なんとなくそのまま子どもが産めない年齢になることに不安を感じている
・自分の人生、これから一生一人で生き抜くと強く決めているわけではない

こんなことを思っていらっしゃる方がいればこのコンテンツはとてもお役に立てると思います。
今回は、私がなぜ卵子凍結をしようと思ったのかというところをお話します。
今後の人生の選択肢の一つとして皆さんの参考になれば幸いです。

なぜ卵子凍結をしようと思ったのか?

まず私が卵子凍結をしようと思った経緯についてお話します。
それはまぁシンプルなものなのですが

自分自身が強く子どもを産みたい、と思っているわけではないものの
もしも将来「子どもが欲しい」と思った時に選択肢(100%ではないので”少しの可能性”という意味での選択肢)
を持てるようにしておきたい、と思ったから
です。

もともと20代後半の時に、「仕事に全力投球するならまずは卵子凍結をせよ」と大学院の女性講師から
言われていたことが印象的で頭の中に残っていて、その時から何もしないまま10年弱が経過していました。
また、海外では独身女性の卵子凍結が日本より身近で、そういう選択肢もたしかにアリだよなと思っていました。

その上で、「そろそろやらないと本当に期限が来る」と思って決断したのが37歳になったタイミングです。

そう思った後に私も改めていろいろ調べてみたのですが、
どんなに医療が発達していっても老化には逆らえず、女性が子どもを埋める期間には限りがあります。
具体的には卵子の数が減り続けることが背景にあるからなのですが

この年齢となると、必ずしも
自分が子どもが欲しいと思うタイミング = 子どもが産めるタイミング
とは限りません。
そうなったことは素晴らしい奇跡で、とても運が良いことで
子どもは授かりもの と言いますが、
必ずしも欲しい時に子どもが産めるとは限らない。
実際に私の周りにも「不妊治療を数年続けて、やっと子どもが出来た」という話を本当に沢山聞きます。

更に、人というのは変わるものだし今後どんなことがあるかも分からない。
私も今は一人で生きていくことでの充実を感じていますが、これが将来何らかのご縁によって変わるかもしれない。
そうなった時に、「自身の妊娠できる期限」だけはリカバリーするのが極めて難しい。
※芸能人はじめとして40代以上で妊娠出産をしているケースもありますが、基本的には確率の低い例なので
あまりそのケースがあるからといって根拠なく安心するのはリスクだと思います。

その上で、そのタイミングで会社の上司からの後押しも頂き、卵子凍結することを決断しました。

卵子凍結の検討にあたって調べたこと

卵子凍結の検討にあたって調べたことは主に下記です、
細かくは今後のブログで綴っていこうと思いますが、まずは本日は概要からお話していきます。

卵子凍結実施にあたっての検討項目

分類詳細
①費用実際に卵子凍結にかかる費用はどれくらいか?
卵子凍結完了後、維持費用はどれくらいかかるのか?
②かかる時間実際開始から終了までどれ位の時間がかかるか?
会社への影響はどれくらいか?
③成功率卵子凍結からの妊娠の成功率はどれくらいか?どれくらいの卵子が必要で、その採取にどれくらいの期間がかかるのか
④病院どの病院で受けるのが最適か?
※正直ここがすごく悩みました。

このあたり調べるのは結構大変でしたが、あまり長く悩んでも仕方ないと思い、ある程度期間を決めて不安もある中で決断しました。
理由として、卵子は減り続けるものなので「今」が一番若いタイミング。これを先延ばしにすることで凍結できる卵子数にも影響が出てしまう可能性があるため
極力早いほうが良い、と思っていたからです。

これから調べる皆様へ向けて、まず概要をお伝えします。

卵子凍結の検討結果の概要(詳細は別ブログにて)

詳細についてはまた別途別ブログにて、私自身の体験記を混ぜながらご説明していこうと思っていますが
このブログを読んでいただいている皆様は「今」どうするかを悩んでいらっしゃると思いますので、
その「今この時間」を無駄にしないよう、まずは概要からお伝えします。是非、参考にして頂けると幸いです。
一応コメント欄を今一時的に開放していますので、もし何かお悩みのことがあればコメント下さい。
私は専門家ではありませんが、お答え出来ることがあるかもしれません。

①卵子凍結にかかる費用

私の場合はざっくりで1回の卵子凍結でかかった費用が60万円ほど。
加えて初年度の維持管理にかかる卵子の凍結費用は10万円ほどです。

どうでしょう?思ったより安くないですか?
これはあくまで私のケースなので、病院や追加で費用が必要になったりするケースもあるので
参考の数字として見て頂けたらと思います。

今医療が発達している中で昔ほどコストをかけずに卵子凍結が出来るようになってきています。
100万以上はかかると覚悟していた方、もっと安く出来る方法があります。
あまり怖がらず、是非まずは通える範囲の病院を探してみて下さい。

いつ起きるか分からない病気への「不安」に対する無駄な医療保険や死亡保険等に入るよりも
「絶対に訪れる卵子の老化」に対する備え・保険として
今後の重要な人生の選択肢の保険として、
十分その投資価値があるのではないかなと私は思っています。
卵子凍結は、自身への投資です。

②卵子凍結にかかる時間

卵子凍結にかかる時間は私の場合は、初診含めて通院が4回ほど、手術日が1回の計5回程度でした。
ざっくり1回あたりの診察は30分~1時間で、手術日は朝から半日程の時間です。

通院と手術日は極力土曜日にしながら、平日でどうしても時間が取れない時には午前中で対応してもらいました。
もしフレックス勤務などができるのであれば影響は少ないと思いますが
卵子採取するタイミングは半日かかるので、この日だけ半休から1日休みが必要になります。

注意点
注意点としては事前に予定が組めない、ということがあります。
自身の卵子の状態を見ながら誘発剤を増やしたりして、最適なタイミングで採取をしますので
自分があらかじめ予定したスケジュール通りにはいかない
可能性が極めて高いことをあらかじめ知っておいた方が良いです。
もし理解のある会社であればその辺りも必要な方には事前に伝えておいた方がいいかもしれませんね。

③卵子凍結の成功率

私は専門家ではないので、詳しくは各病院の情報を見ていただきたいのですが

ざっくり言うと
・卵子を何個とれるか?は事前にはある程度しか分からない
→ これは本当に最後の最後、採取してみないとわからないです
・1人産むのに必要となる卵子数に目安が有り、その数が必要
・更に卵子凍結すると質が落ちる為、その卵子で本当に子どもが出来るかどうかは分からない

それぞれの確率が組み合わさってくるので、一概にこの確率、とはいえないものです。
ただし、早ければ早い方が良いといのは間違いありません。

一応、こんな記事も出ているようなので参考まで・・・
(このクリニックをおすすめしているものではなく、情報として参考にして頂けたら^^)

・卵子凍結
https://akasaka-ladies.jp/oocyte_cryopreservation.html
・卵子凍結後に妊娠する確率はどれくらい?

卵子凍結後に妊娠する確率はどれくらい?

④卵子凍結をする病院

4~5回ほど通院をすることになるので、あまり遠すぎず、通いやすい場所であることをおすすめします。
平日の夜や土日も診療していると仕事をしている身としてはかなり通いやすいですよね・・・。

遠くてもどうしてもそこに行きたい!という病院があれば話は別ですが。。
その上で、実績があり信頼性の高そうなクリニックを調べてみましょう。
ここは非常に悩ましいところだと思いますが、、、
もし時間が許せば何件かまずは検査だけ一度してみて、自分に合うかどうか、本当に信頼ができそうかを
見てみるのが良いのではないかなと思います。

卵子凍結をして今思っていること

私の場合、結果として採取できたのは4個で予定していたものよりかなり少ない結果となりました。
もう一度卵子凍結をする選択肢も考えているステータスですが、結論としてはやってよかったと思っています。

勿論お金はかかりますが、
私はなんとなく妊娠の期限を焦って、何かの行動をするよりも
今の自分の人生を充実させていくことに全力を注いでいる中で、もし心底子どもが欲しい!
と思った時に「その選択肢を持っている」という状態のほうが自由だなと思いますし、
実際に今その選択肢を持ったことによって無駄な焦燥感がなくなり、心が自由になった気がします。

卵子凍結には勿論リスクもありますし、安くはない費用がかかります。
そうだったとしても、私はもし子どもを産むという選択肢を完全否定していないのであれば
女性が人生を歩む上での選択肢の一つとして、一度は考えてみても良いのではないかな、と思っています。

この記事が日々戦っている女性の皆さんにとって、日々のモヤモヤを解消するヒントになれば嬉しく思います。