大手企業からベンチャー企業への転職




大手企業からベンチャー企業への転職

数年前、私は大手企業からベンチャー企業へ転職しました。
実際転職をしてみて、自分が得たと思うものと一方で失ったものについて、
今後転職を考えている方へ向けての参考になればと思い書いていきます。

そもそも、転職をしようとした目的としては、私自身がいつか自分自身で事業をやりたいと漠然と思っており
「それなら、大手企業ではなくベンチャーに入って起業がどんなものかを体感してみたら?」と言われたことがきっかけでした。
前職でも新規事業立案などのチャンスはつかもうと思えばつかめたものの、それよりも環境の整っていない状態の中で、何でもかんでもがむしゃらにやる方が
将来的に自分の力になるのではないかと思ったことも転職の理由の一つです。

では、転職によって実際に得たものと失ったものについて。

転職により失ったもの

安定・長期休暇・給与・福利厚生・「都内大手企業に勤務」というブランド・おしゃれなオフィス
これらが、転職により失われました。
それぞれがどういうことなのか、より具体的に説明していきます。

安定

ベンチャーに転職したことにより、いつ倒産するかわからないことから「安定」は失われました。
前職にいれば、よっぽどのことがない限りリストラはあっても倒産することはなかったでしょう。

長期の休み

前職では当たり前のように定期的にあった8,9連休の「長期休暇」は当然のごとくなくなりました。
休んでいても、稼働している人たちもいるので当然のように連絡も取り、心から休める日、というのは前職に比べて圧倒的になくなったと感じます。

給与・福利厚生

転職により、勿論給与はダウン。
業績が悪化する際にはさらに落ちる可能性も。
前職で使っていたジムの都度会員制度や、その他補助制度など
今思えばありがたかった福利厚生制度も使えなくなりました。

「大手企業に勤務」というブランド・おしゃれなオフィス

大手企業の、おしゃれなオフィスに勤務しているというブランドがなくなりました。
便利な立地の高層階オフィス、そこから見渡す景色、社内の充実した社食などなど・・
自分自身をきらびやかに見せていたブランドかのようなそれらは、全てなくなりました。

失われるもの、多っ。笑
一般的に就職時に重要視して求めるようなことは、大体失ったかなと思います。
でも、不思議と後悔していないんです。全く。むしろ転職してよかったと本気で思ってる。
では、一方何を得ることができたのかについて記載します。

転職によって得られたもの

自由と裁量

前職では、自身が判断する範囲が明確に決められており
完全に仕組化されていることから、新たな物事への挑戦はしにくく、
要求されるのはどちらかというと「改善と改良」がメインであり、特に新たな挑戦は求められない環境下だったと感じています。
(ただ、今思うともっとやろうと思えばできることが沢山あり、自分自身で枠を作っていたのかもしれません)

本質を捉える力、不確実な中でも物事を突破する力、リスク範囲を探る力

これはまだまだ自分自身足りない力ではありますが
未だ実績がなく、不確実な物事が多い中で何が致命的なリスクであるかを探り
その中でも突破するために物事の本質をつかむための練習が日々日々自分自身の中で行われていたように思います。
はじめは、それにトライすることがとにかく怖くて仕方なかった・・
そんな日々が1年近く続きました。
そのラインを超えたのは、事業を一緒に行っていた上司がいなくなり自分で物事を進めるしかない状況下になってから。
「万が一失敗しても、死にはしない」と腹をくくったことがきっかけだったかもしれません。
打席に立ったり、修羅場に立ち向かうことで人は初めて成長するといいますが、本当にその通りだなと感じます。
これは、転職して身につけたスキルの中で、最も価値のあるものだったと今感じています。

思考力、想像力

自分の弱みでもあった、思考力と想像力。

「思考力」の中でも、特に強くなったと感じるのは「自分が意思決定できないポイントは何か」を探る力。
言ってみれば当たり前のことだと思うのだけど、前はそれができなかった。
だから、「意思決定をする」ことができなかった。これは本当に致命的で、意思決定できないと不安ばかりが募り、時間が過ぎていく・・
そんな日々は本当に自分にとって苦痛だったし、これは大企業病とも言えるものかもしれません。
自分が決められなくても、誰かが決めてくれる。そんな環境にいると人は意思決定ができなくなるのだなと感じました。

想像力、について。
リスク範囲を捉えて、意思決定できないポイントを思考し、それを実行に移していく。
その段階で必要とされるのは「想像力」。
実行する上で、一体どんなことが起きるのか。
どんなステークホルダーが、どんなことを感じるのか。
それを何度も何度も想像して、行動に移す。
そうしても、まだ何かが起きる。そしたら、それを即時に修正していく。
こんな力は、今までの自分には得られなかったと思います。

まとめ

転職して、めちゃめちゃよかった。

やってみてからわかったことですが、ベンチャーは不確実性が高いため
与えられたルーティン作業を行うわけではありません。
自分の頭で考え、各々が自立して「こうしたい」「こうすべき」との強い意思を持ち
日々行動していくことが求められます。

私にとっては、それが「楽しい!」と感じられる。未知の世界に飛び込むことも。
だから、良かったしものすごく力がつきました。

一方、自分で自由に考え行動することにストレスを感じるような方には
ベンチャーへの転職はお勧めできないと感じます。

これはいい悪いではなく、企業の成長フェーズに合わせて求められる人材は異なるから。
「とりあえずベンチャーにチャレンジだ!」ではなく
初めて大手企業からベンチャーにチャレンジしたい方は人、ミッション、事業内容はもちろんですが
「この会社の現段階の成長フェーズが、自身の持つ強みとマッチしているか」を見てみることを、お勧めします。

今後転職を考えている方への参考情報になりますように!

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